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2017年10月17日
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公開
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2017年11月14日
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時間計算(数値→時間変換)を追加。
時間計算の演算子について追記。
「メモリー操作キー」を
「メモリー呼出・消去キー」へ変更
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2018年3月1日
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機能一覧に「時間計算(%キー)」を追加
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2018年3月2日
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機能一覧に「時間計算(時間→数値変換)」を追加
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2018年3月3日
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機能一覧のADD2の説明を修正
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2018年3月6日
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キーボードに関する文章を大幅修正
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2018年10月19日
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機能一覧に「パーセントの定数計算」「CASIO表示」を追加
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2019年3月25日
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文章を分割して、見出しと目次を追加した。
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2019年7月6日
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画像集を新規タブで開かないようにした。
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2019年7月13日
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「機能一覧」を表示/非表示できるようにした。
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CASIO JF-120GT
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メーカー
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CASIO
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型名
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JF-120GT
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種別(メーカー分類)
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一般電卓(一般電卓|スタンダード電卓)
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発売開始
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2007年10月12日
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製造終了
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-
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寸法
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奥行 178.5 mm × 幅 107 mm × 厚さ 26.1 mm(公表値)
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重量
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175g(電池を含んだ公表値) 実測値の173gとほぼ一致
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入力方式
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標準方式
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画面
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白黒液晶7セグメント12桁+負号+状態インジケーター12個
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CPU
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不明
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RAM
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不明
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ROM/Flash
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不明
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電源
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CR2032 × 1 +太陽電池
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プログラミング言語
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なし
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公式ページ
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JF-120GT | スタンダード電卓 | 一般電卓 | 電卓 | CASIO
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説明書URL
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なし(2017年10月15日現在、何故かダウンロードできない)
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著者の購入年
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2017年10月
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著者の購入価格(購入店)
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1,930円(税込)(ヨドバシ.com) ポイント10%還元あり
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概要
メーカーは「スタンダード電卓」と称していますが、実際には実務電卓(事務用電卓)と言えるでしょう。
主な機能として、小数点セレクター、ラウンドセレクター、メモリー、GT、税計算、時間計算があり、実務電卓としての機能は十分です。
本機の特徴は大きさと機能と価格のバランスの良さです。
本機はジャストタイプ(型番の J~ はジャストタイプの意)という中型の電卓です。
中型の電卓で「低価格」「小数点セレクター搭載」「メモリー呼出・消去キーが2つに分かれている」という電卓は意外と少ないのです(2017年10月15日現在)。
目次
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機能一覧(使い方)
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レビュー
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大きさと機能と価格のバランスが良い(2017年10月時点)
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大きさ
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キーボード
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液晶画面
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その他の問題点
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総評
機能一覧(使い方)
表中の A, B, C, D, E, F は任意の数値です。
[ ]で囲まれたものはキーです。
機能
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キー入力
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計算
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説明
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小数点セレクター
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4,3,2,1,0,ADD2 のどれかを選択
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このスイッチを使うときはラウンドセレクターをF以外にすること。
4,3,2,1,0は小数部の桁数。ADD2はアドモード計算(小数第2位指定計算)。
ADD2で加減算をしたときのみ数値の下2桁は自動的に小数部になる。
ドル計算時の小数点入力を省略できる。
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ラウンドセレクター
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F, CUT, 5/4 のどれかを選択
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F : 小数部の桁数に制限がなくなる。小数点セレクターが無効になる。
CUT : 小数点セレクター指定の桁数より1桁下を切捨て
5/4 : 小数点セレクター指定の桁数より1桁下を四捨五入
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全消去 (All Clear)
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[AC]
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計算状態とGTを消去する。メモリーと税率設定は消去されずにそのまま残る。
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入力訂正 (Clear)
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[C]
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入力中の数値だけ消去する。計算状態、メモリー、GT、税率設定に影響はない。
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桁下げ
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[▶]
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表示中の数値の最も右にある1桁を削除する。
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符号反転
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[+/-]
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表示されている数値×(-1)
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表示中の数値の符号を反転する。
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四則演算
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A[演算子]B[=]
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A(演算子)B
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演算子は+, −, ×, ÷
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定数計算
(CASIO方式)
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A[演算子][演算子]
B1[=]B2[=]・・・Bn[=]
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B1(演算子)A, B2(演算子)A,
・・・, Bn(演算子)A
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A入力後、演算子キーを2回押すと、定数Aと演算子が固定され、Kが表示される。
定数Aと値B1,B2,・・・,Bnを演算子で計算することができる。回数nに制限はない。
このため、毎回Aを入力する必要がない。
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マークアップ計算(売価)
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A[+]B[%]
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(100×A) / (100-B)
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利益率を売価のB%と見た場合、原価Aのときの売価は?
(CASIO独自の%操作)
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マークアップ計算(利益)
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A[+]B[%][-]
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((100×A) / (100-B)) - A
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利益率を売価のB%と見た場合、原価Aのときの利益額は?
(CASIO独自の%操作)
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AはBの何%アップか?
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A[-]B[%]
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((A / B) -1)×100
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CASIO独自の%操作
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AのB%は?
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A[×]B[%]
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A × (B / 100)
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AのB%増しは?
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A[×]B[%][+]
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A + (A × (B / 100))
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CASIO独自の%操作
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AのB%引きは?
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A[×]B[%][-]
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A - (A × (B / 100))
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CASIO独自の%操作
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AはBの何%か?
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A[÷]B[%]
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(A / B) × 100
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パーセントの定数計算
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通常の定数計算の[=]
の代わりに[%]を使う
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上の[%]を使った計算と同様。
ただし、最後に[+]または[-]を
押す操作はできない。
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説明書に書かれていない機能
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メモリ加算
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[M+]
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M + 表示中の数値 → M
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Mはメモリーである。
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メモリ減算
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[M-]
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M - 表示中の数値 → M
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Mはメモリーである。
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メモリ呼出
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[MR]
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メモリの数値を表示する。
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メモリクリア
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[MC]
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メモリをクリアする。
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GT (Grand Total)
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[GT]
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[=]で求めた結果の合計(GT)を表示する。
GTをクリアするときは[AC]を押すしかない。
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√
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A[√]
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√(A)
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Aの平方根を求める
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税率設定
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[AC][%](税率設定)長押し後
A[%]
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A%の税率を設定できる。
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税込計算
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A[税込]
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税込価格 : A+(A×(税率/100))
税額 : A×(税率/100)
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Aに消費税を加えた価格を計算する。
[税込]キーを押す度に税込価格と税額が切り替る。
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税抜計算
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A[税抜]
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税抜価格 : A÷(1+(税率/100))
税額 : A - (A÷(1+(税率/100)))
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Aから消費税を抜いた価格を計算する。
[税抜]キーを押す度に税抜価格と税額が切り替る。
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時間計算(時間と時間)
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※[時間計算]キーを[時間]とする。
A[時間]B[時間]C[時間][演算子]
D[時間]E[時間]F[時間][=]
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A時間B分C秒とD時間E分F秒を演算子(+ − × ÷)によって計算する。
演算子として×または÷を使用した場合、結果は数値になるので、
[時間計算]を押すと時間表示に変換できる。
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時間計算(時間と数値)
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A[時間]B[時間]C[時間][演算子]D[=]
あるいは
D[演算子]A[時間]B[時間]C[時間][=]
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A時間B分C秒と数値Dを演算子(+ − × ÷)によって計算する。
演算子として×または÷を使用した場合、結果は数値になるので、
[時間計算]を押すと時間表示に変換できる。
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時間計算([%]キー)
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上述の2つの時間計算の[=]の
代わりに[%]を押す。
[%]の後に[+]/[-]を押すこともある。
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[%]キーを使った計算と一緒
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時間が数値に変換されてから
、上述の[%]キーと同じ計算をする。
例えば、8時間45分は8.75に変換されてから計算される。
結果は数値になるので、[時間計算]を押すと時間表示に変換できる。
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時間計算
(数値→時間変換)
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数値を表示した状態で[時間]を押す。
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数値を時間に変換する。
数値1=1時間となる。例えば、数値1.25=1時間15分00秒。
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時間計算
(時間→数値変換)
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時間を表示した状態で[時間]を押す。
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時間を数値に変換する。
1時間=数値1となる。例えば、1時間15分00秒=数値1.25。
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CASIO表示
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[1][3][7][9][AC]を同時押し
([9]は押さなくても良い)
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隠しコマンド
画面に「CASIO」と表示されるだけ。
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レビュー
大きさと機能と価格のバランスが良い(2017年10月時点)
本機 JF-120GT の特徴は「低価格」「中型」「小数点セレクター搭載」「メモリー呼出・消去キーが2つに分かれている」「有益な付加機能(時間計算)」が全部揃っているバランスの良さです。
本機のバランスの良さを証明するために各社の一般電卓で以下の条件を満たした電卓を一覧にしました(2017年10月15日現在)。
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2,000円前後あるいはそれ以下の価格(価格は
ヨドバシ.com
を基準)
-
小数点セレクターを搭載(Canonは「小数点スイッチ」、SHARPは「小数部桁数(TAB) 指定スイッチ」)
-
中型(SHARPナイスサイズタイプ電卓
EL-N732-X
の奥行と幅の積が 185mm × 112mm = 20,720 [mm
2
] なので、それ以下とする)
-
メモリー呼出・消去キーが2つに分かれている
-
生産中の製品(生産終了だが、在庫を店頭で見かけるものは除外)
上の条件を満たした電卓の比較(2017年10月15日現在)
機種名
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価格 [円]
ヨドバシ.com
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桁数
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奥行と幅の積
[mm
2
]
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メモリー呼出・消去
キー数
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主な付加機能
(メモリー、GT、税計算除く)
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備考
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CASIO JF-100GT
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1,640
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10
|
178.5 × 107 = 19,100
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2
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時間計算
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CASIO JF-120GT
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1,930
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12
|
178.5 × 107 = 19,100
|
2
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時間計算
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SHARP EL-N802
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1,450
|
12
|
177 × 110 = 19,470
|
2
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アンサーチェック
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平方根なし
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SHARP EL-VN82
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2,030
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12
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180 × 109 = 19,620
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2
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アンサーチェック、カウンター付演算状態表示
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CASIO JF-Z200
は条件1〜4を満たしており、未だに店頭で売られていますが、生産終了のため条件5を満たせず、除外しました。
店頭で JF-120GT と比較してみたところ JF-120GT の塗装を豪華にして、キーの感触を少し変えたものでした。キーの感触が少し硬くなり、クリック感も強くなっているようです。見た目をおしゃれにするためにキーの配色は一色になっています。
CASIO JF-Z200 の後継機種の
JF-S200
は条件2〜5を満たしていますが、新製品なので ヨドバシ.com で3,210円(2017年10月15日現在)とまだ高く、条件1を満たせず除外しました。JF-S200 の機能は JF-120GT/JF-Z200 と同じようです。しかし、外観が明らかに異なります。後述する JF-120GT の画面の透明カバーの隙間問題はありません。店頭で試したところ数値キーの感触が軽く、数値キー以外の感触は少し硬い感じでした。機能は同じでも機械的には別物です。
Canon の一般電卓で上の条件1~5に該当するものはありませんでした(2017年10月15日現在)。
Canon の一般電卓は何故かメモリー呼出・消去キーが1つになっているのです。
驚くべきことに Canon の最高級電卓
KS-2200TG
と
BS-2200TG
ですらメモリー呼出・消去キーが1つになっています。
Canon は消費者がメモリーを使わないと思っているのでしょうか。メモリー呼出・消去キーが1つだとメモリーの用途に制限ができてしまいます。
上表の4機種の付加機能を調べてみましょう。
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SHARP EL-N802
平方根がありません。付加機能も
アンサーチェック
というあれば便利だが、なくてもそんなに困らない機能です。
アンサーチェック
は使用者に同じ計算を2回させて結果だけを照合する機能です(計算の途中過程は照合しない)。
-
SHARP EL-VN82
付加機能は
アンサーチェック
と
カウンター付演算状態表示
です。
カウンター付演算状態表示
は、演算子(+ − × ÷)表示に加えて置数した(入力した)数値が何番目なのかをカウンターで表示するというものです。しかし、
製品の特徴紹介ページ
にカウンターの利点が書かれていません。説明書(14DSC(TINSJA079EHZZ) A9647)には「+ − × ÷ のどれを押したか、シンボルで確認できます。計算途中で中断した場合に便利です。」と演算状態表示のことが書かれているだけで
カウンターの利点は書かれていません
。
筆者の勝手な想像だと
カウンター付演算状態表示
のカウンターは検算や計算過程の確認に使うことを狙ったけど、それほど有益ではないことに SHARP 自身も気がついてあまりアピールしていないのでしょう。
-
CASIO JF-100GT
付加機能は
時間計算
という非常に有益な機能です。ただし、この機種の桁数は10桁なので、人によっては不十分でしょう。
-
CASIO JF-120GT
付加機能は
時間計算
という非常に有益な機能です。桁数も12桁あり十分な桁数です。
ということで本機 JF-120GT が大きさと機能と価格のバランスが最も良い機種と言えます。
本機 JF-120GT のバランスの良さを説明するために長々と書いてきましたが、2017年10月15日現在でも本機のような電卓が意外とないのは驚きでした。
特にメモリー呼出・消去キーが1つになっている機種が各社ともに多すぎるのです。
大きさ
本機の大きさはちょうど使いやすい大きさです。そのため、CASIOはジャストタイプと称しています(JF-120GTの先頭のJはその意味)。
左から SHARP EL-S452-X、CASIO JF-120GT、Canon HS-1220TSG です。
SHARP EL-S452-X と Canon HS-1220TSG は大型機の中では小さい方ですが、それでも JF-120GT と比べるとかなり大きいのが分かります。
キーボード
本機のキーボードですが、先日紹介した
SHARP EL-S452-X
と同様にキーの端っこを押すと傾くキーです。
それでも SHARP EL-S452-X のキーよりは押しやすく感じます。
キーストローク(キーの上下動の長さ)が短いので、キーの端を押しても SHARP EL-S452-X ほどキーが傾きません。
ただし、キーを素早く押すと、キーのグラつきを感じますので、キーの安定感はいまいちです。
筆者としては以前紹介した
Canon HS-1220TSG
のキーの方が押しやすく感じます。
本機のキーボードには欠点もあります。キーの配置にかなり疑問があるのです。
[1]の下に[00]があるのはかなり不自然です。[0]の上に[AC]があるのも誤操作したときの損害が大きくなります。
このキー配置はかなり癖があり、慣れるまでは使いにくいでしょう。
液晶画面
液晶画面の作りはかなり手抜きを感じます。下の写真を見て下さい。
液晶を保護する透明カバーの両横に隙間が開いているのです。そのため、付箋紙が簡単に透明カバーの中に入れます。これには驚きました。これではホコリが入り放題です。
さらに私の個体には透明カバーの裏側に小さな透明なものが付着しています。下の写真において、小さな透明なものの右下にその影ができています。
おそらく工場組立時に使った接着剤か何かでしょうか。不良品として交換も考えたのですが、こんな安いものに手間をかけたくないので、やめておきました。
このように液晶画面部分の作りはかなり雑さを感じます。
その他の問題点
本機には他にも細かい問題があります。
-
チルトディスプレイ(角度を変更できる液晶画面)を寝かせても平面にならないので、携帯性に多少の問題がある。
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裏面のゴム足が2つしか付いていないので、設置面によっては設置の安定性が下がる。
以上の2つの問題は、画像集を見ていただければ、分かりやすいと思われます。
説明書(MO1602-D HDC31E1J0P3 PV2)にも問題があります。一般電卓の説明書はたいてい手抜きですが、本機の説明書の[C]キーの説明が完全にないことや GT をクリアする方法が書かれていない([AC] 押下で GT が消えるとどこにも書かれていない)のは欠陥と言えるでしょう。しかも CASIO のサイトからダウンロード不可能です(2017年10月15日現在)。
本機 JF-120GT は大きさと機能と価格のバランスが良い機種です。
その反面、液晶画面の作りやキー配置に難点があります。やはり、2,000円前後あるいはそれ以下の価格帯では決定的な一般電卓はないのでしょう。
「一般電卓はコモディティ化しているので何を選んでも一緒」というのは大嘘です。確かに機能的には四則演算+αなのですが、操作が単純なので使い勝手の良し悪しが非常に重要になります。さらに機能が少ないので、+αの機能も非常に重要になります。