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Canon HS-1220TSG

Canon HS-1220TSG 正面写真 メーカーCanon
型名HS-1220TSG
種別(メーカー分類)一般電卓(実務電卓 商売計算)
発売開始2011年11月30日
製造終了-
寸法奥行 179.5 mm × 幅 130 mm × 厚さ 37.5 mm(公表値)
重量208g(電池を含んだ公表値) 実測値の212gとほぼ一致
入力方式標準方式
画面白黒液晶7セグメント12桁+負号+状態インジケーター18個
CPU不明
RAM不明
ROM/Flash不明
電源CR2032 × 1+太陽電池
プログラミング言語なし
公式ページ キヤノン:電卓 商売計算 グリーン購入法適合タイプ|概要
説明書URL 製品マニュアル電卓/レーザーポインター|HSシリーズ
著者の購入年2017年10月
著者の購入価格(購入店)1,460円(税込)(ヨドバシ.com)ポイント10%還元あり

概要

低価格ですが、実務電卓(事務用電卓)として十分な機能を持っています。 小数点スイッチ、四捨五入スイッチ、メモリー、GT、税金計算、商売計算、時間計算と機能も豊富です。
特にこの価格で「切上げ」があるのは珍しいと言えます。 2017年10月現在、CASIO や SHARP の電卓において小数点スイッチ付電卓でも「切上げ」がないものが多いのです(その場合、四捨五入と切り捨てのみ可能)。

姉妹機種に HS-1220TUG があります。 本機の商売計算機能がない代わりに千万単位機能があります。 千万単位機能によって、1キー入力で1000と10000を入力したり、千万億単位を数値と一緒に表示できます。

目次

  1. 機能一覧(使い方)
  2. レビュー
    1. 低価格な割には多機能
    2. 問題点
    3. キーボード
    4. CASIO方式との違い
    5. 総論

機能一覧(使い方)

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レビュー

低価格な割には多機能

本機 HS-1220TSG は低価格ですが、機能が充実しています。CASIO や SHARP の高級実務電卓と比較しても大差ない機能の多さです。 一部の高級実務電卓(例えば、CASIO JS-20WK, JS-10WK, DS-20WK, DS-10WK)よりも多機能なくらいです。
本機に不足している機能は「日付計算」くらいでしょうか(筆者個人としては「マルチ換算(為替レート計算)」や「検算」はそれほど必要な機能ではないと思っています)。
むしろ CASIO と SHARP の高級機に搭載されていない本機の「商売計算」機能を必要とする人もいるかもしれません。

概要にも書いたようにこの価格で「切上げ」があるのは特筆するべきかもしれません。 切上げが搭載されている電卓は意外と少ないのです。

2017年10月3日現在の主要電卓各社の小数点スイッチ搭載電卓数とその中で「切上げ」を搭載している数をまとめてみました。
情報元は各社の電卓のサイトです。

メーカー 小数点スイッチ
搭載電卓数
左の中で「切上げ」を
搭載している電卓数
「切上げ」搭載率
Canon 10 6 60.0%
CASIO 23 8 34.8%
SHARP 14 3 21.4%

表中の電卓は小数点スイッチ搭載の一般電卓のみであり、プリンター電卓は含んでいません。さらに生産終了品は入れていません。

このように「切上げ」を搭載している小数点スイッチ搭載電卓は意外と少ないのです。Canonだけ多いのです。
SHARPは高級機だけ、CASIOだと高級機でも搭載していないものがあります(JS系高級機は切上げなし)。

「切上げ」はあまり使わないのかもしれませんが、メーカーは小数点スイッチを搭載している電卓に必ず搭載するべきではないでしょうか。消費者の選択肢をわざわざ減らす必要もないと思います。

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問題点

本機 HS-1220TSG の機能で惜しいのはメモリー呼出と消去が [RM/CM] キー1つになっていることです。 そのため、計算結果をメモリーへ保存したい時にメモリーに数値が入っているとお手上げになります。 何故かと言うと、計算結果を表示中に [RM/CM] キーを押すとメモリー呼出になってしまうので、計算結果が消えてしまうのです。 もう一度 [RM/CM] キーを押すとメモリー内容は消えますが、その時点で計算結果が消えているので、保存できません。

実は上の問題を回避する裏技があります。
保存したい計算結果が表示されているときに
[+] [RM/CM] [RM/CM] [0] [=] [M+=]
と操作すれば、メモリーをクリアしてから表示されている数値をメモリーに保存できます。
ただし、この操作を正確に行わないと失敗する可能性もありますので、あまりお勧めはできません。

本機 HS-1220TSG は、約7分間の無操作でオートパワーオフします。オートパワーオフすると、メモリーとGTは消えてしまいます。
CASIOやSHARPの電卓の場合、オートパワーオフしてもメモリーとGTは保存されますので、本機のこの仕様は要注意でしょう。

液晶表示上の数値は大きく表示されて見やすいのですが、小数点と3桁毎のカンマは小さくて見辛いと思います。 数値を大きくしたいがために小数点と3桁毎のカンマを小さくしすぎたのは間違いではないでしょうか。

2017年10月4日現在、ダウンロードできる説明書(E-I J-1238)に誤字脱字が多いことが気になりました。 私が購入したものに付属している印刷された説明書(E-I J-1351)は誤字脱字がかなり直っていますが、ダウンロードできる説明書も新しいものにするべきでしょう。

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キーボード

キーボードは価格の割には使いやすいと思います。 今時の電卓のキーとしては珍しく、キーの中心に軸が入っているのです。
そのため、下の写真のようにキーの端を押してもキーが傾きにくくなっており、安定して打つことができます。

さらにキーボード全体に傾斜がついているので、電卓をそれほど体に近づけなくても打ちやすくなっています。 平らな形状の電卓だと、体にある程度近づけないとキーが打ちにくいのです。

ただし、個人的にはキーのクリック感は弱いと思います。
個人的にはクリック感はもっと強めの方がいいのですが、これは好みの問題でしょう。
打鍵音は少しカチャカチャした音です。激しく打つと、ある程度の騒音になるかもしれません。

キーボードに傾斜を付けた副作用で携帯性は低下しています。画像集を見ていただければ分かると思いますが、平らな形状ではないので、カバンに入れにくいでしょう。

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CASIO方式との違い

Canon の実務電卓を初めて触ったので、[CA] キーでメモリーが消えるのは最初慣れませんでした。
しかし、CASIO 方式のように [AC] キーによって GT が消えるのにメモリーが残るという動作の方がある意味不自然とも言えます(CASIO SL-763 のように [AC] キーでメモリーも消えるものもありますが、例外と思われます)。

Canon の実務電卓の場合、[CI/C] キーを主に使い、[CA] キーは電卓の状態を完全に消すときだけ使うようです(さすがに税率設定は消えない)。 SHARP 方式と似ています。

Canon の実務電卓はCASIO方式より [%±] キーの使い方が素直です。SHARP と似た方式です。 CASIO の [%] キーと比べると使用方法は簡単です。

定数計算は CASIO 方式よりも分かり難くなっています。定数を決定するために四則演算を一度行う必要があります。 演算子の種類によって固定される定数が演算子の前になったり後ろになったりするのは慣れが必要でしょう。

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総論

多少の問題点はあるもののこの価格としては素晴らしい実務電卓と言えます。
実務電卓としては非常に安いと言えます。使い捨てと言ってもいい価格です。

それなのにキーボードは価格から想像できない良いものです。個人的には押し込んだ時の感触が物足りないのですが、この価格でそこまでは望めないでしょう。

最初に購入する実務電卓に悩んだら本機にするという手もあるでしょう。 日付計算がないことを除けば、たいていの機能はそろっています。

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