今まで書いてきたRPN電卓関係の記事をまとめてみましょう。
これらの記事を書いた理由は、ネット上に見受けられるRPNに関する発言に極端なものが多く、RPNとRPL言語を冷静に見つめたネット上の発言は皆無だからです。
「RPN電卓のすすめ」
>逆ポーランド記法ではカッコが不要なんです。
http://blog.k2design-office.com/2012/04/21/888/
「日本語がそのまま数式になる!逆ポーランドって何?」
http://ameblo.jp/number-refugee/entry-11160529790.html
「理工系を名乗りたいならRPN」
https://www.amazon.co.jp/review/R7W0SC7W7F1MG/ref=cm_cr_rdp_perm?ie=UTF8&ASIN=B000GTPRPS
まあ、RPN電卓を語る人の主張はこんな感じです。
「カッコが不要」に関してはウソではないのですが、RPNに短所もあることは「 RPL言語の歴史的意義 」で説明したつもりです。
「RPNが日本語と同じ」が意味のない主張であることは「 RPN と 4 Level RPN 電卓 」で説明しています。
「理工系を名乗りたいならRPN」に至っては意味不明です。理工系の人間がCASIOやSHARPの電卓を使ってはいけないんですかね?
「 RPL言語の歴史的意義 」で説明したようにRPN電卓は電卓のメモリが少ない時代に仕方なく考えられたものです。数式通り入力(ライン表示入力)できる関数電卓が登場すると、RPNの利点はカッコ不要だけになってしまったので、RPNをRPL言語に発展させたけど使いにくくて消えてしまいました。
そんなにRPN電卓がいいのなら今の 4 Level RPN 電卓はどうしてALGモード(通常の電卓と同じ入力モード)を初期設定にしているのでしょうか?
そんなにRPL言語がいいならどうしてHP 50gの後継機種は出なかったのでしょうか?
以上です。