メーカー | CASIO | |
型名 | fx-375ESA(厳密には"fx-375ES A"とAの前に空白を入れる) | |
種別 | 関数電卓 | |
発売開始 | 2019年8月 | |
製造終了 | - | |
寸法 |
奥行 161.5mm × 幅 77mm × 厚さ 11.1mm(ボタンを入れると約13.5mm)
ハードケース背面装着時 : 奥行 約163mm × 幅 約81.5mm × 厚さ 約19mm(実測値) |
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重量 |
95g(メーカー公表値)、97g(電池含んだときの実測値)、
132g(ハードケース装着時の実測値) |
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入力方式 | 教科書表示方式、ライン表示方式 | |
画面 |
青色液晶 96 × 31 画素+状態インジケーター16個
(液晶パネルに18個のインジケーターがあるが、2個は未使用) |
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CPU | 不明 | |
RAM | 不明 | |
ROM/Flash | 不明 | |
電源 | LR44 × 1 +太陽電池 | |
プログラミング言語 | なし | |
公式ページ | fx-375ESA | スタンダード関数電卓 | 関数電卓 | 電卓 | CASIO | |
説明書URL | fx-375ES A 取扱説明書ダウンロード | |
著者の購入年 | 2019年8月 | |
著者の購入価格(購入店) | 2,460円(税込)(ヨドバシ.com)10%ポイント還元あり |
数式自然表示(教科書表示)ができる関数電卓の中で国内最安値だった
CASIO fx-375ES
の後継機種です。
計算機能は前機種と一緒ですが、電卓IDとQRコード表示機能が追加されています。
外観は別物のように変わり、機械的な作りにかなりの違いが見られます。
テストモードにも変更があります。
計算機能は前機種
fx-375ES
と一緒です。計算速度も一緒です。
そのため、自然表示(教科書表示)関数電卓の入門機的な位置付けも変わっていません。
前機種に対する利点と欠点をまとめると以下のようになります。
前機種fx-375ESに対する利点
前機種fx-375ESに対する欠点
以上のように欠点もあるので、前機種よりも必ずしも良いというものではありません。
計算モード選択画面で[0]キーを押すと、電卓IDとQRコードが表示されるようになりました。
計算モード選択画面 | 電卓IDとQRコード |
電卓IDは24文字(ハイフン除く)もある長いもので、偽物かどうかの判定用かもしれません。 中国でCASIOの電卓の偽物が大量に作られているからです。 ただし、CASIOがこのIDをどのように運用するのかは不明です。
QRコードをスマートフォンで読み取ると、 PDFの説明書をダウンロードできるWebページ が表示されます。 ハードケースのラベルに単位換算コードが印刷されていないことに対する代替措置なのかもしれませんが、スマートフォンが紙の説明書の代わりになるだけです。
ハードケースに貼られているラベルに単位換算コードが印刷されていません。科学定数コードのみ印刷されています。
写真左の前機種のようにリファレンスラベルをめくる方式は多少強引ですが、単位換算コードを全て参照することができました。
写真右の本機fx-375ESAの場合、説明書(紙あるいはPDFファイル)がないと単位換算ができません。
ここは前機種よりも退化してしまいました。
前機種にあった電池蓋がなくなってしまいました。 本体の背面を外さないと電池交換ができなくなったのです。 電池交換は頻繁にするものではないのですが、電池交換がやりにくくなったのは間違いないでしょう。
テストモードを使うことによってハードウェアの診断が可能です。メーカーが出荷検査や異常調査のために使用するものと思われます。
ただし、テストモードを実行することによって、メモリと設定は初期化されてしまいます。
前機種fx-375ESと同様のテストモードが利用できます。さらにメニュー形式のテストモードも追加されました。
[SHIFT][ON][7]の3つのキーを同時に押すと、テストモードに入るのは今までと同様です。 しかし、テストモードの画面が変更されました。
この画面が表示されている間に[9]を押すと、従来のテストモードが実行されます。
[6]を押すと、新しく追加されたメニュー形式のテストモードが表示されます。
画面に簡単な計算問題が表示されていますが、答えを入力すると "TEST OK" と表示されてテストモードから抜けるようになっています。
テストモードを実行させないように誘導しているようです。
右上の2つの数値は/の前が計算問題で正解した数(16進数)、/の後ろがテストモードを起動した回数(16進数)です。
従来と同様のテストモードは、下の
藤堂俊介氏
の動画で使い方が分かります。
動画はfx-373ESのものですが、fx-375ESAでも同様に行えます。
新しく追加された メニュー形式のテストモード は以下のような画面になります。
従来のテストモードを部分的に実行できるようになっているだけです。 テスト内容は従来のテストモードと一緒です。