メーカー | CASIO | |
型名 | SL-350MT | |
種別(メーカー分類) | 一般電卓(商売電卓) | |
発売開始 | 不明(2000年代中頃?) | |
製造終了 | 製造終了しているが、その年月不明 | |
寸法 | 奥行 約124 mm × 幅 約73mm × 厚さ 約11mm(実測値なので公式ではない) | |
重量 | 53.5g(電池を含んだ実測値) | |
入力方式 | 標準方式 | |
画面 | 白黒液晶7セグメント10桁+負号+状態インジケーター14個 | |
CPU | 不明 | |
RAM | 不明 | |
ROM/Flash | 不明 | |
電源 |
LR54(LR1130 / GP189)×1+太陽電池。
電池交換には分解が必要で自分で分解すると保証外。 |
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プログラミング言語 | なし | |
公式ページ | なし | |
説明書URL | なし | |
著者の購入年 | 2005年5月〜8月と思われる | |
著者の購入価格(購入店) | 不明(不明) |
一般電卓ですが、原価・売価・利益計算(下表参照)と税率計算がついているせいか、メーカーは 商売電卓 として分類しています。
電験三種を受けるために購入しました。当時(2005年)の電験三種は関数電卓の持ち込みが禁止されているので、本機が必要でした。2017年でも関数電卓の持ち込みは禁止されているようです(
電験三種のページ
)。
小型なので試験には便利でした。試験会場の机は大抵狭いのです。
本機の最大の欠点は平方根がないことです。商売電卓なので不要なのでしょうか。キーのクリック感はほとんどありません。押してふわふわしたようなキータッチです。安い機種なので、そんなものでしょう。税率は初期設定で5%だったのですが、8%に変更することもできます。
原価・売価・利益計算によって、[%]キーを使った分かり難いマークアップ計算を覚える必要がない上にマークアップ計算よりも強力です。
しかし、最近の CASIO の一般電卓でこの機能を搭載しているものは少なくなっています(2017年9月30日現在、
防水・防塵電卓
がこの機能を搭載している)。
メモリー機能において、[MRC]キーでメモリーの呼出とクリアを兼ねています。そのため、メモリーの用途に制限ができています。
例えば、表示中の計算結果をメモリーへ保存しようとしたとき、メモリーに値が入っていると、メモリーのクリアが必要です。
[MRC]を押してメモリー内容を表示してから、もう一度[MRC]を押すとメモリーがクリアされます。
しかし、計算結果を表示中にメモリー内容の表示をすると、その前に表示されていた計算結果は消えてしまうのです。
そのため、計算結果をメモリーに保存したいときは事前にメモリーをクリアしておかないといけません。
このように臨機応変にメモリーを使うことができないのです。
電験三種に合格してからはあまり使っていなかったので、電池は長持ちしました。2016年5月に電池が切れたので、交換作業をしたのですが、ネジを一本外しても分解できません。プラスチックの爪で固定されているからです。そのため、マイナスの精密ドライバーでこじ開ける必要がありました。その様子は画像集を見てください。
本機の直系の子孫は消滅したようですが、近い機種はあります。
SL-310A
は10桁表示であり、大きさ的にも本機に近い機種と思われます。
ただし、原価・売価・利益計算はありません。その代わり、平方根と時間計算が追加され、多目的に使えます。
さらに[MRC]キーは[MR](メモリー呼出)と[MC](メモリークリア)に分かれており、メモリーの使いやすさも改善しています。