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HP 12c Platinum セルフテスト(テストモード)操作一覧
筆者の所有する HP 12c Platinum に基づいて書きます。
古い機種だと一部機能が使えないかもしれません。
英語だと下記の機能をまとめて "Self Test" としていますが、それだと分かり難いので、各機能の名称は筆者が勝手に命名しています。
目次
- テストメニュー
- テストメニューの起動
- LCDテスト
- チェックサム/バージョン/著作権表示
- キーボードテスト(後述のキーボードテストとは別物)
- CPU速度テスト?
- テストメニューの終了
- 自己診断
- 自己診断(1回のみ)
- 自己診断(無限回数)
-
キーボードテスト
- 電源をOFFにする。
- [g]と[ENTER]を押して、押した状態を維持する。
- [ON]を押して、押した状態を維持する。
- [g]と[ENTER]を離す。
- [ON]を離す。
- 画面に "1.L 2.C 3.H 4.CPu" と表示される。これがテストメニューである。
- テストメニューで1を押す。
- LCDのセグメントが全て点灯する。
- 何かキーを押すと、テストメニューに戻る。
- テストメニューで2を押す。
- 画面に "running" 表示が出るので、しばらく待つ。
- 画面にチェックサムが表示される。筆者の機種だと "ChE--564Ah" と表示される。
- [ENTER]を押すと、バージョン表示になる。筆者の機種だと "VEr 02" と表示される。
- [ENTER]を押すと、著作権表示になる。筆者の機種だと "C 2004 hP" と表示される。C は Copyright の意。
- 何かキーを押すと、テストメニューに戻る。
- テストメニューで3を押す。
- LCDのセグメントが全て点灯する。
- 全てのキーを押す。押す順番は自由。キーを押す度にLCDのセグメントが少しずつ消えていく。
- 全てのキーを押すと、LCDが消灯する。
- 何かキーを押すと、テストメニューに戻る。
- テストメニューで4を押す。そして、1〜2秒待つ。
- 筆者の機種だと "3904XXX h2" と表示される。
XXXの部分は、下の写真のように毎回数値が異なる。測定誤差?



この表示の正確な意味は "The Museum of HP Calculators" でも不明(クロック3.904MHz? XXXは測定誤差? h2はクロックを1/2に分周?)。
- 何かキーを押すと、テストメニューに戻る。
- 電源OFFする。
- 電源ONすると、通常起動する。
自己診断
何を自己診断しているのかは不明である。
自己診断(1回のみ)
- 電源をOFFにする。
- [×]を押して、押した状態を維持する。
- [ON]を押して、押した状態を維持する。
- [×]を離す。
- [ON]を離す。
- "running" がしばらく表示される。筆者の機種の場合、27秒程度表示された。
- 自己診断に問題がないと、バッテリーアイコン以外の全てのLCDのセグメントが点灯する。

- 何かキーを押すと、通常起動する。
自己診断(無限回数)
- 電源をOFFにする。
- [+]を押して、押した状態を維持する。
- [ON]を押して、押した状態を維持する。
- [+]を離す。
- [ON]を離す。
- 自己診断に問題がなければ、"running" が永久に表示される。
- 自己診断を止めるときは、何かキーを押すと何十秒も経過してから終了する。筆者の機種の場合、27秒程度かかる。
- 自己診断に問題がないと、バッテリーアイコン以外の全てのLCDのセグメントが点灯する。

- 何かキーを押すと、通常起動する。
キーボードテスト
先述のキーボードテストと違って、キーを押す順番を厳密に守る必要がある。
- 電源をOFFにする。
- [÷]を押して、押した状態を維持する。
- [ON]を押して、押した状態を維持する。
- [÷]を離す。
- [ON]を離す。
- LCDに奇妙な表示が出る。
-
以下の順番でキーを押す。キーを押す順番を厳密に守らないと "Error 9" が表示される。2度押しも許されない。
キーを押す度に点灯するセグメントが変化する。
1行目:左から右へ全て押す([n]〜[÷])。
2行目:左から右へ全て押す([yx]〜[×])。
3行目:左から右へ全て押す([R/S]〜[−])。途中の [ENTER] も押す。
4行目:左から右へ全て押す([ON]〜[+])。途中の [ENTER] も押す。
[ENTER]だけ例外的に2回押すことになる。
- キーを正しい順番で全部押すと、筆者の機種の場合、"12" と表示される。
- 何かキーを押すと、通常起動する。