[一覧へ]
▼ 修正履歴

CASIO DS-20DB

CASIO DS-20DB 正面写真 メーカーCASIO
型名DS-20DB
種別(メーカー分類)一般電卓(一般電卓|本格実務電卓)
発売開始2016年02月05日
製造終了-
寸法 奥行 189mm × 幅 137mm × 厚さ 23.5mm(公表値)
※実測値は公表値とほぼ一緒だった。
重量 265g(公表値)
263g(電池を含む実測値)
入力方式標準方式
画面 白黒液晶 7セグメント12桁+負号+状態インジケーター16個
CPU不明
RAM不明
ROM/Flash不明
電源CR2032 × 1 +太陽電池
プログラミング言語なし
公式ページ DS-20DB | 本格実務電卓 | 一般電卓 | 電卓 | CASIO
説明書URL DS-20DB 取扱説明書ダウンロード
著者の購入年2018年2月
著者の購入価格(購入店) 7,506円(ビックカメラ有楽町店)ポイント10%還元あり

概要

CASIO は一般電卓の中で特に高価な実務電卓(事務用電卓)を「本格実務電卓」と分類しています。
本機 DS-20DB はその1つです。

2016年2月5日に発売された DS-3DB, DS-2DB, DS-20DB, JS-20DB の4機種が最新型の本格実務電卓です(2018年3月4日現在)。
これらの機種の特徴は3キーロールオーバー(後述)という早打ちをさらに追求した機能です。

CASIO の電卓で最初に3キーロールオーバーを搭載した電卓はプレミアム電卓 S100(2015年9月30日発売)でした。
その技術が CASIO の本格実務電卓にも導入されるようになり、DS-3DB, DS-2DB, DS-20DB, JS-20DB が販売されるようになったのです。

今回、CASIOの本格実務電卓から DS-20DB を選んだ理由は、以下のような消去法的理由です。

  1. DS-3DB と DS-2DB はマルチ換算(為替レート計算)付きだが、平方根がない。しかも厚みが 40.2mm(公表値)と異常に分厚い。完全に業務向けを狙ったものであり、個人では使い難い。
  2. JS-20DB はジャストタイプと言われる中型の大きさのもので独特のキー配置([0]キーの上が[AC]、[1]キーの下が[00])が気に入らなかった(JF-120GTMP-12R と似たキー配置)。
  3. 型名に WK が含まれる機種は検算機能に力を入れていて、日数/時間計算ができない。
  4. 型名に DT が含まれる機種は生産終了・在庫のみ。DB系の前機種であり、今更買う価値はない。

ということで DS-20DB が最も無難な選択と判断しました。
DS-20DB は筆者が初めて購入した高級実務電卓の1つです。

機能一覧(使い方)

表中の A, B, C, D, E, F は任意の数値です。
[ ]で囲まれたものはキーです。

機能 キー入力 計算 説明
小数点/日数計算条件
セレクター
(通常計算)
5,4,3,2,1,0,ADD2 のどれかを選択
通常計算のとき、このセレクターは小数点セレクターになる。
ラウンドセレクターをF以外にしないと動作しない。

5,4,3,2,1,0は小数部の桁数。ADD2はアドモード計算(小数第2位指定計算)。
ADD2で加減算をしたときのみ数値の下2桁は自動的に小数部になる。
ドル計算時の小数点入力を省略できる。
小数点/日数計算条件
セレクター
(日数計算)
片落/両入のどれかを選択 日数計算のとき、このセレクターは日数計算条件セレクターになる。
ラウンドセレクターの設定は動作に影響しない。

片落:例えば、1月1日~1月10日の期間は、9日間と計算される。
両入:例えば、1月1日~1月10日の期間は、10日間と計算される。
ラウンドセレクター F, CUT, UP, 5/4 のどれかを選択 F : 小数部の桁数に制限がなくなる。小数点セレクターが無効になる。
CUT : 小数点セレクター指定の桁数より1桁下を切捨て
UP : 小数点セレクター指定の桁数より1桁下を切上げ
5/4 : 小数点セレクター指定の桁数より1桁下を四捨五入
全消去 (All Clear) [AC] 計算状態を消去する。メモリー、税率設定の設定は消去されずにそのまま残る。
入力訂正 (Clear) [C] 入力中の数値だけ消去する。計算状態、メモリー、税率設定の設定に影響はない。
桁下げ [▶] 表示中の数値の最も右にある1桁を削除する。
符号反転 [+/-] 表示されている数値×(-1) 表示中の数値の符号を反転する。
四則演算 A[演算子]B[=] A(演算子)B 演算子は+, −, ×, ÷
定数計算
(CASIO方式)
A[演算子][演算子]
B1[=]B2[=]・・・Bn[=]
B1(演算子)A
B2(演算子)A
 :
Bn(演算子)A
A入力後、演算子キーを2回押すと、定数Aと演算子が固定され、画面にKが表示される。
定数Aと値B1,B2,・・・,Bnを演算子で計算することができる。回数nに制限はない。
このため、毎回Aを入力する必要がない。
時間計算と日数計算でも利用できる(一部例外あり)。
マークアップ計算(売価) A[+]B[%] (100×A) / (100-B) 利益率を売価のB%と見た場合、原価Aのときの売価は?(CASIO独自の%操作)
マークアップ計算(利益) A[+]B[%][-] ((100×A) / (100-B)) - A 利益率を売価のB%と見た場合、原価Aのときの利益額は?(CASIO独自の%操作)
AはBの何%アップか? A[-]B[%] ((A / B) -1)×100 CASIO独自の%操作
AのB%は? A[×]B[%] A × (B / 100)
AのB%増しは? A[×]B[%][+] A + (A × (B / 100)) CASIO独自の%操作
AのB%引きは? A[×]B[%][-] A - (A × (B / 100)) CASIO独自の%操作
AはBの何%か? A[÷]B[%] (A / B) × 100
メモリ加算 [M+] M + 表示中の数値 → M Mはメモリー
メモリ減算 [M-] M - 表示中の数値 → M Mはメモリー
メモリ呼出 [MR] メモリの数値を表示する。
メモリクリア [MC] メモリをクリアする。
GT (Grand Total) [GT] [=]で求めた結果の合計(GT)を表示する。GTをクリアするときは[AC]を押すしかない。
A[√] √(A) Aの平方根を求める
税率設定 [AC][%](税率設定)長押し後
A[%]
A%の税率を設定できる。
税込計算 A[税込] 税込価格 : A+(A×(税率/100))
税額 : A×(税率/100)
Aに消費税を加えた価格を計算する。
[税込]キーを押す度に税込価格と税額が切り替る。
税抜計算 A[税抜] 税抜価格 : A÷(1+(税率/100))
税額 : A - (A÷(1+(税率/100)))
Aから消費税を抜いた価格を計算する。
[税抜]キーを押す度に税抜価格と税額が切り替る。
時間計算を行う前の操作 ラウンドセレクターをFにする。 時間計算を行う場合、ラウンドセレクターをFにしないと結果が不正確になることがある。
時間計算(時間と時間) ※[日数/時間]キーを[時間]とする。
[AC][時間]で時間モードに入り、
A[時間]B[時間]C[時間][演算子]
D[時間]E[時間]F[時間][=]
A時間B分C秒とD時間E分F秒を演算子(+ − × ÷)によって計算する。
演算子として ×, ÷ を使用した場合、結果は数値になるので、
[日数/時間]を押すと時間表示に変換できる。
時間計算(時間と数値) [AC][時間]で時間モードに入り、
A[時間]B[時間]C[時間][演算子]D[=]
あるいは
D[演算子]A[時間]B[時間]C[時間][=]
A時間B分C秒と数値Dを演算子(+ − × ÷)によって計算する。
演算子として ×, ÷ を使用した場合、結果は数値になるので、
[日数/時間]を押すと時間表示に変換できる。
時間計算([%]キー) 上述の2つの時間計算の[=]の
代わりに[%]を押す。
[%]の後に[+]/[-]を押すこともある。
[%]キーを使った計算と一緒 時間が数値に変換されてから、上述の[%]キーと同じ計算をする。
例えば、8時間45分は8.75に変換されてから計算される。
結果は数値になるので、[時間計算]を押すと時間表示に変換できる。
時間計算
(数値→時間変換)
[AC][時間]で時間モードに入り、
数値入力/四則演算を行う。
そして[時間]を押す。
数値を時間に変換する。
数値1=1時間となる。例えば、数値1.25=1時間15分0秒。
時間計算
(時間→数値変換)
時間を表示した状態で[時間]を押す。
時間モードでのみ利用可能。
時間を数値に変換する。
1時間=数値1となる。例えば、1時間15分00秒=数値1.25。
日数計算
(開始日→終了日の期間)
※[日数/時間]キーを[日数]とする。
[AC]A[日数]B[日数][÷](~)
C[日数]D[日数][=]
開始日A月B日から終了日C月D日の期間を計算する。
計算は閏日(うるうび)なしで行う。
片落:例えば、1月1日~1月10日の期間は9日。
両入:例えば、1月1日~1月10日の期間は10日。
日数計算
(終了日→開始日の期間)
[AC]C[日数]D[日数][-]
A[日数]B[日数][=]
終了日C月D日から開始日A月B日の期間を計算する。
計算は閏日(うるうび)なしで行う。
片落:例えば、1月10日~1月1日の期間は9日。
両入:例えば、1月10日~1月1日の期間は10日。
日数計算
(終了日→開始日の期間)
の定数計算
[AC]A[日数]B[日数][-][-]
C1[日数]D1[日数][=]
C2[日数]D2[日数][=]
 :
Cn[日数]Dn[日数][=]
終了日Ci月Di日から開始日A月B日の期間を計算する(i = 1, 2, …, n)。
計算は閏日(うるうび)なしで行う。片落/両入は前述と同様。
[-][-]押下時に開始日A月B日が定数として固定され、Kが表示される。
よって開始日を毎回入力する必要がなくなる。回数nに制限はない。
日数計算(何日後) [AC]A[日数]B[日数][+]C[=] A月B日からC日後の月日を計算する。
計算は閏日(うるうび)なしで行う。
片落:例えば、1月1日の9日後は1月10日。
両入:例えば、1月1日の9日後は1月9日。
日数計算(何日後)
の定数計算
[AC]A[日数]B[日数][+][+]
C1[=]C2[=]…Cn[=]
A月B日からCi日後の月日を計算する(i = 1, 2, …, n)。
計算は閏日(うるうび)なしで行う。片落/両入は前述と同様。
[+][+]押下時に日付A月B日が定数として固定され、Kが表示される。
よって毎回A月B日を入力する必要がなくなる。回数nに制限はない。
日数計算(何日前)
定数計算不可能
[AC]A[日数]B[日数][-]C[=] A月B日からC日前の月日を計算する。
計算は閏日(うるうび)なしで行う。
片落:例えば、1月10日の9日前は1月1日。
両入:例えば、1月10日の9日前は1月2日。

レビュー

目次

  1. 他機種との大きさ比較
  2. フニャフニャした感触なのに打ちやすいキー
  3. サイレントタッチキーは本当に静かなのか?
  4. 3キーロールオーバー
  5. その他
  6. 総評

他機種との大きさ比較

Canon HS-1220TSG, SHARP EL-S452-X, CASIO DS-20DB を真上から撮影

上写真の左から Canon HS-1220TSGSHARP EL-S452-X、そして本機 CASIO DS-20DB です。
今までに紹介した大型電卓と比べてもさらに一回り大きいのが分かります。

Canon HS-1220TSG, SHARP EL-S452-X, CASIO DS-20DB を斜め下から撮影

上の写真は斜め下から見たところです。
左の Canon HS-1220 はキーボードから画面に至るまで強い傾斜が付けられているので、高くなっていることが分かります。
中央の SHARP EL-S452-X は大型電卓の割には薄く作られています。画面角度が調整できるようになっているからです。
右の本機 DS-20DB は前面パネルに軽い傾斜が付けられており、 Canon HS-1220 ほど高くなっていません。

本機 DS-20DB の前面パネルに強い傾斜が付いていないのは、本体内部の液晶パネルに強い傾斜を付けているからです。
CASIO DS-20DB の液晶パネルの強い傾斜

本機 DS-20DB が今時の電卓としては大きな部類なのは間違いないでしょう。

▲レビューの先頭へ

フニャフニャした感触なのに打ちやすいキー

本機 DS-20DB を購入する前に店頭で試用したとき「こんなフニャフニャした感触のキーが使いやすいのだろうか?」と思っていました。
キーを押し始めると反発力が弱く、キーストローク(キーの上下動の長さ)が長いので、フニャフニャした感触がするのです。
押し込むと弱いクリック感を感じます。

しかし、実際に DS-20DB を購入して使ってみると打ちやすいキーであることが分かりました。
キーストロークが長いので、深く押さないといけないように見えるのですが、奥まで押し込まなくても反応するのです。
キーの反発も弱いので、軽く押しても反応します。
キー同士の間隔も広いので打ち間違いし難くなっています。

本機のキーはキーの端を押すと斜めに傾くキーです。
これは意外でした。一般的にこの手のキーは安定して打ちにくいことが多いのです。
PCの世界だとこのようなキーは嫌われます。

キーの端を押すと、キーが傾く

しかし、本機のキーは打ちやすいのです。
その理由はよく分からないのですが、深く押す必要がないことと、キーの反発が弱いことが関係しているのかもしれません。
本体裏面にゴム足が4つ付いているので、しっかりと設置できるのも打ちやすさに一役買っています。

本機のキーのフニャフニャした感触はあまり好きではないのですが、雑に押しても反応してくれることに気がつくと打ちやすく感じるようになります。
筆者は今まで「キーの感触の良さ ≒ 打ちやすさ」と思っていたのですが、本機によってその概念を覆されました。

▲レビューの先頭へ

サイレントタッチキーは本当に静かなのか?

本機 DS-20DB のキーは「サイレントタッチキー」と呼ばれており、音が静かとされています。
キーの感触がフニャフニャしているのは、打鍵音を小さくするための副作用のようです。

しかし、本機でも打鍵音はそれなりに発生します。名前から想像するよりも打鍵音は大きいと思いました。
ただし、高音を抑えた打鍵音なので、激しく打ってもそれほど耳障りな音にはなりません。
安い実務電卓のようなカチャカチャとした音は出ないので、それらと比べると音が静かと言えるでしょう。

では、一般電卓(実務電卓含む)以外のキーと比べると静かと言えるでしょうか。
実は私が持っている全ての関数電卓、金融電卓、そしてグラフ電卓のキーよりサイレントタッチキーの打鍵音の方が大きいのです。

サイレントタッチキーはあくまでも実務電卓の中では静かなだけなのです。

▲レビューの先頭へ

3キーロールオーバー

本機の特徴である「3キーロールオーバー」について説明します。
簡単に言うと「キーの先打ちが2手先までできる」ということです。
つまり、以下のように操作することが可能です。

操作押下されているキー表示説明
[AC]を押して離すなし0.クリアしておく
[9]を押したままにする[9]9.
[9]に加えて[5]も押したままにする[9][5]9.この時点では[5]を確定しない
[9][5]に加えて[1]も押したままにする[9][5][1]9.この時点では[1]を確定しない
[9]だけ離す[5][1]95.[5]が確定
[5]だけ離す[1]951.[1]が確定

押したキーを離さないようにしながら、3つのキーを順番に押すと、3つ同時押しの状態になります。
そして、押した順番に指を離せば、正常に入力ができます。
これが3キーロールオーバーです。

上表の最後の状態([1]を押したままにしている)からさらに3キーロールオーバーを続行することもできます。

キーの先打ちが2手先までできるので、早打ちに有利になるとされています。
早打ちをしていたら意図せずに3キーロールオーバーが必要な打ち方をしてしまうことはありえます。
しかし、大半の電卓は2キーロールオーバーですし、それで十分な早打ちができるのも事実です。

本機のキーの打ちやすさを3キーロールオーバーのおかげとしている人をネット上で見かけますが、3キーロールオーバーはあくまでも「キーの先打ちが2手先までできる」だけであって、打ちやすさとは無関係です。
実際には、CASIO が3キーロールオーバーに相応しいキーを作ったから打ちやすくなっただけかと思われます。

その証拠に同じく3キーロールオーバーを搭載した Canon KS-2200TGCanon BS-2200TG はキー反応が悪いとの評判です。
3キーロールオーバーを搭載してもキーの品質をそれに相応しいものにしないとキーは押しやすくならないのです。
2018年3月4日現在、それらの2機種は旧製品扱いになっています。
旧製品になったのは最近のようです。評判が悪すぎて生産終了になったのでしょう。

Nキーロールオーバーに関して、激しい勘違いをしている人を見つけました。
Google検索で上位に表示されるので、警告のために晒しておきます。

簿記検定ナビ TOP > 簿記電卓の選び方・使い方講座 > 電卓選びのコツ
http://www.boki-navi.com/calculator/calculator3.html

>ちなみに、管理人が受験生時代に使っていた「SHARP EL-G35」という電卓は、
>先ほど確認したところ「4キーロールオーバー」でした
>(【1】【2】【3】【4】の順に押して、【1】【2】【3】の順に離していくと「1234」と表示されます)。

4キーロールオーバーという言葉に爆笑しました。この人は未来から来たのでしょうか(2018年3月現在、4キーロールオーバーの電卓は存在しない)。
確かに [1][2][3][4] のように [1] から順番に押すと、2キーロールオーバーの電卓でも3以上のキーロールオーバーのような挙動をするときはあります。しかし、それは偶然動作しているだけです。
数値キーを順番に押すのではなくて、不連続な値で4キーロールオーバーが成立しないと4キーロールオーバーとは言えません。

ちなみに SHARP EL-G35 の説明書のP13に「2キーロールオーバー」と明記されています。

SHARP EL-G35 の取扱説明書
http://www.sharp.co.jp/support/e_calc/doc/elg35_mn.pdf

完全に「簿記検定ナビ」の管理人の勘違いということです。
▲レビューの先頭へ

その他

液晶画面の見やすさは下位機種とさほど変わらない

液晶画面の見やすさは下位機種と大差ありません。
CASIO JF-120GTCASIO MP-12R と比較しても本機 DS-20DB の方が文字が大きいくらいしか違いがありません。
それらの機種と同様に液晶画面の背景色は灰色なので、照明が明るいところでないとそれほど見やすくありません。

銀色に光るキーボードがまぶしいときがある

本機のキーボードは銀色の金属板で装飾されており、照明の当たり方によってはまぶしく感じます。
高級感を出すためかもしれませんが、他の方法はなかったのでしょうか。

日数計算をする方法が分かり難い

上の機能一覧を見ても分かるように日数計算をするときは、[AC]キーを押してから、月数を入力した後で[日数/時間]キーを押す必要があります。
これは分かり難いと思います。[日数/時間]キーを押す前に月数を入れることを忘れてしまうと日数計算ができなくなります。

一方、時間計算をするときは、[AC][日数/時間]と入力するだけで時間計算モードになるので、日数計算よりは分かりやすくなっています。

時間計算しかできなかった電卓のファームウェアに日数計算の機能を後から強引に入れたような感じの仕様です。
余り計算電卓 CASIO MP-12R も同様の問題を抱えています。

▲レビューの先頭へ

総評

筆者が初めて買った高級実務電卓の1つですが、キーの感触が良いとは言えないのにキーが打ちやすいのは意外でした。
3キーロールオーバーが絶対に必要なのかどうかは分かりませんが、ないよりはあった方が良いでしょう。

機能も十分だと思います。
本機 DS-20DB にマルチ換算(為替レート計算)と検算機能はありません。
その代わり、より重要な平方根と日数計算と時間計算が搭載されています。
経理や簿記で使う人だけでなく、一般の人にも役立つ機能が選ばれて搭載されています。

しかし、本機 DS-20DB の価格は高すぎると思います。ビックカメラ有楽町店で7,506円(税込)もしました(2018年2月下旬)。
ポイント10%が還元されますが、ポイントは現金ではないので、7,506円(税込)と思うべきでしょう。

本機と一緒に SHARP CS-S952-X も買ったのですが、4,428円(税込)で買えました。
SHARP CS-S952-X は本機よりもむしろ機能が多いくらいです。
その反面、SHARP CS-S952-X のキーは2キーロールオーバーであり、押しやすさは本機ほど良くありません。
とは言え、本機が SHARP CS-S952-X よりも3,078円も高いのは疑問です。

本機 DS-20DB の裏面の外観は安っぽく、そういう点でも本機の価格に納得いきません(画像集参照)。
こんなに安っぽい裏面にするのならば、HP 12c Platinum の裏面のように操作例でも印刷してくれればいいと思うのですが。
例えば、CASIO特有の複雑な[%]キーの機能や少し分かり難い日数計算の仕方でも印刷されていれば役立つはずです。

本機 CASIO DS-20DB は割高なので、3キーロールオーバーのサイレントタッチキーに金を払えるのかどうかが購入の決定を左右することになるでしょう。

▲レビューの先頭へ

[一覧へ]